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【だいすけ先生の本音】家を建てるなら「EVコンセント」は絶対必要?後悔しないための徹底解説!

皆さん、こんにちは!「家づくりサポート/だいすけ先生」です。最近、街中でも電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHEV)を見かける機会が本当に増えましたよね。世界的な脱炭素の流れや、ガソリン価格の変動などもあって、次に車を買うならEVも検討したいな、と考えている方も多いのではないでしょうか?

そんな中、マイホーム計画を進めている皆さんから、「新しい家にEV用の充電コンセントって付けた方がいいの?」というご質問をいただくことが増えています。私も先日、**「EVコンセント!電気自動車!」**というタイトルで、このテーマに関するTikTok動画をアップロードしました。

この動画には、#マイホーム #失敗しない家づくり #ハウスメーカー選び #家づくりのアドバイス #だいすけ先生 といったハッシュタグを付けました。そう、EVコンセントは、これからの時代における「失敗しない家づくり」において、非常に重要な検討ポイントの一つになってきているんです。

今回は、あの短い動画では語りきれなかった、家づくりにおけるEVコンセント設置のリアルと、皆さんにぜひ知っておいていただきたいポイントを、私の経験に基づいて詳しくお話ししたいと思います。

なぜ今、家づくりでEVコンセントを考えるべきなのか?

「うちはまだEVじゃないし、当分買う予定もないから関係ないかな?」と思われた方、ちょっと待ってください!確かに今はそうかもしれません。でも、考えてみてください。皆さんがこれから建てる家は、おそらく30年、40年と住み続ける場所ですよね。その長い期間の中で、車の世界はどう変わっていくでしょうか?

各国でガソリン車の新車販売規制の動きがあったり、自動車メーカー各社がEV開発に巨額の投資をしていたり…確実にEVシフトの波は来ています。今はまだ数が少なくても、10年後、20年後にはEVが当たり前になっている可能性は非常に高いんです。

そして、もし皆さんが将来EVを購入した場合、最も便利な充電場所はどこだと思いますか?答えは、間違いなく**「自宅」**です。夜寝ている間に充電を済ませておけば、朝には満タンで出発できますし、充電スタンドを探して立ち寄る手間も時間も省けます。ガソリンスタンドに行く回数が激減するイメージですね。

家を建てる「今」が、EVコンセント設置のベストタイミング!

では、なぜ「家を建てる時」にEVコンセントの設置を検討するのがベストなのでしょうか?

最大の理由は、後から設置するよりも圧倒的に簡単で、コストも抑えられるからです。

新築工事中であれば、壁の中に配管や配線を仕込んだり、基礎の下を通して屋外までケーブルを通したりといった作業が、非常にスムーズに行えます。外壁に穴を開けたり、地面を掘り返したりといった大掛かりな工事をする必要がありません。

もし家が建ってから「やっぱりEVコンセントを付けたいな」となった場合、希望する場所に配線を通すのが難しかったり、露出配線になったり、外壁の補修が必要になったりと、工事が複雑になりやすく、その分費用も高額になってしまいがちです。

将来EVに乗る可能性が少しでもあるなら、たとえ今は使わなくても、最低限、200V用の配管だけは将来のために通しておくことを強くおすすめします。これだけでも、後々の対応が格段に楽になりますよ。

EVコンセントの種類と選び方、設置場所の重要ポイント

EVコンセントと言っても、いくつか種類があります。

  1. 100Vコンセント:家庭用コンセントと同じタイプです。特別な工事が比較的少なく済みますが、充電に非常に時間がかかります(例えば、一般的なEVを満タンにするのに丸一日以上かかることも)。基本的には緊急用や、通勤距離が極めて短い方向けと言えます。
  2. 200Vコンセント:EV充電の主流です。家庭用エアコンなどに使われる電圧で、100Vよりも早く充電できます。一般的には、これを選んでおけば実用上困ることは少ないでしょう。専用の配線工事が必要です。
  3. 充電器(ウォールボックスなど):コンセントだけでなく、ケーブル付きの充電器本体を設置するタイプです。充電状況が表示されたり、スマホアプリと連携できたりと高機能なものもあります。200V対応が基本で、コンセントタイプよりさらに高出力で充電できるものもあります。

選び方のポイント

  • 将来どんなEVに乗りそうか?:バッテリー容量が大きいEVほど、200Vや高出力充電器があると便利です。
  • 普段の車の使い方:一日の走行距離が長いなら、充電時間の短い200Vが必須でしょう。
  • 予算:シンプルな200Vコンセントが最も安価ですが、利便性を追求するなら充電器タイプも検討価値ありです。

設置場所のポイント

  • 駐車スペースからの距離:車の充電ポートまで無理なくケーブルが届く位置が基本です。
  • 雨対策:屋外に設置する場合、コンセントや充電器本体が雨に濡れにくい場所を選びましょう。カーポートの柱への設置なども良いアイデアです。
  • セキュリティ:敷地の奥側など、部外者が勝手に使用(盗電)しにくい場所が望ましいです。
  • 将来の車のサイズや駐車位置の変更:将来的に違うサイズの車に乗る可能性や、駐車位置を入れ替える可能性があるなら、それを見越した位置やケーブルの長さなども検討できると良いですね。

設置にかかる費用と、知っておきたいメリット・デメリット

費用について

シンプルな200Vコンセント設置であれば、本体価格と工事費用を合わせて数万円〜10万円程度が目安となることが多いです。高性能な充電器本体を選ぶと、それだけで数万円〜数十万円かかることもあります。新築時にハウスメーカーや工務店にまとめて依頼する方が、後から個別に電気工事店に依頼するより総額が抑えられる傾向にあります。

メリット

  • 圧倒的な手軽さ:自宅に帰ったらプラグを挿すだけ。これが何より便利です。
  • 燃料費の節約:深夜電力を活用するなどすれば、ガソリン代と比べて充電コストを大幅に抑えられます。
  • 補助金制度:国や自治体によっては、EV購入だけでなく充電設備設置に関する補助金制度を用意している場合があります。

デメリット・注意点

  • 初期費用:設置のための工事費用がかかります。
  • 電気代の増加:当然ですが、充電すればその分電気代は増えます。ただし、ガソリン代より安くなることが多いです。
  • 契約電力の見直し:EVを充電すると、家庭全体の電気使用量が増えます。特に他の家電と併用した場合にブレーカーが落ちる可能性などを考慮し、電力会社との契約アンペア数を見直す必要があるかもしれません。
  • 技術の進化:EVや充電技術は日々進化しています。将来的にさらに高出力で充電できる規格が出てくる可能性もあります。

失敗しないためのだいすけ先生からのアドバイス

私の経験から、EVコンセント設置で後悔しないために最も大切なのは、家づくりの計画のかなり早い段階で、ハウスメーカーや工務店に相談することです。理想は、間取りや電気配線の打ち合わせをする頃には、EVコンセントについてどうするか決めておくことです。

将来的にEVに乗る「かも」しれない、くらいの漠然とした可能性でも十分です。まずは相談して、200Vの配管だけ通しておく、あるいは将来充電器を設置しやすいように太めの配線を準備しておく、といった対応が可能か確認しましょう。

また、設置場所や容量についても、専門家である担当者とよく相談し、将来のライフプランや車の買い替えなども考慮して決めることが大切です。

まとめ:未来を見据えた賢い選択を

EVコンセントの設置は、今の皆さんには直接関係ないように思えるかもしれません。しかし、これからの長い目で見た時、自宅で気軽にEVを充電できる環境があるかどうかは、日々の暮らしの利便性や家計に大きな影響を与える可能性があります。

**「EVコンセント!電気自動車!」の動画で伝えたかったのは、まさにこの「将来を見据えた準備の重要性」**なんです。

家づくりには、今回お話ししたEVコンセント以外にも、検討すべきポイントがたくさんあります。例えば、床下収納は本当に必要? 勝手口は付けた方が便利? 外構工事の予算はどのくらい見ておけばいい? 断熱性能はどこまでこだわるべき? 地盤調査は先にやるべき? 住宅ローン返済に困らないためには? ビルトインガレージは便利? 断熱には樹脂サッシが良いってホント? などなど…。

「家づくりサポート/だいすけ先生」のチャンネルでは、今回のような住宅設備のことから、資金計画、土地探しまで、家づくりに関する様々なテーマで情報発信をしています。これらの情報もぜひ活用していただき、皆さんのマイホーム計画が成功することを願っています。

EVコンセントについて、あるいは他の家づくりのことでも、何か疑問があればいつでもコメントなどでご質問ください。一緒に、後悔しない最高の家づくりを目指しましょう!

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